生かされる。

人は、二つの意味で生かされる。

  1. 自然の恩恵に生かされる。
  2. 自らの意思とは無関係に、生まれさせられる。


ボクは、特に二つ目の項目が問題だなぁと思うんです。
さっきもテレビでやってたんですけど、「ネット自殺」ってありますが、その番組で語っていた人は、以下のようなことを言っていたと思います(正確な記述はできませんが、思い出してみます)。

  • 社会に出るまでは、死にたいとは意識してはいなかった。
  • 社会に出ると、自分で稼いで生きていかなくてはならないけど、それはつらい。
  • じゃあ、親にお金を出してもらえばいいってよく言われるけど、そこまでして生きていたくもない。

こんな感じだったと思います。

ボクが述べたいことの例示で出してしまうのが適切なのか自信がないのですが、たとえば、上記のような人は、生まれさせられさえしなければ、苦しみを味わうこともなかったのだなぁと、思ってしまうのです。
そんな風に感じてしまうので、子どもを誕生させる(受精させると言ったほうが正確かもしれません)ことに「慎重に」ならざるをえないなぁと思います。

親になるってことは、喜びの反面、生まれさせられる側にとっては、なんとも暴力に満ちた行為なのではないかと・・・

かといって、世の「親」の人たちに対して、「なんとエゴイスティックな行為をしてしまったのか!!」と凶弾するわけにもいかないのです。それもまた、正しい行為とは思われないから。