もう、そんな季節になりましたか

今思ってもあの時はホントに心も身体もボロボロでした。だから、彼との間の関係にすがりつくしかありませんでした。彼からすればワタシはカラダだけの関係だったのかもしれません。でも、あのワタシはカラダだけでもワタシを必要としてくれたことを有り難いことと感じていました。こんなことを言うとホントに顰蹙をかうとは思いますが、それほどこの場にいるワタシをつなぎとめることに困難を感じていました。でも、ワタシは、ホントは彼のことをカラダ目当ての男だとは思っていません。だって彼は、一度も浮気はしなかったですし。それも実は彼がうまくやっていたってだけ、と疑ってかかればきりがなくなってしまいます。でもホントにそんなんじゃない、と信じられるのです。その意味で、ホントにうまく付き合ってくれたんだなぁってのは、結果的にはその通りかもしれません。そういう風に、ワタシに信じさせてくれるものを持っていました、彼は。

もしかすると、あの時のワタシより今の方がずっとまずいのかもしれません。そんな希望を生じさせてくれるものを自分の中に見つけられないままです。