お寺

たまにはお寺に行ってみるのもいいものです。
立て札に内村鑑三の言葉が書いて掲げられていました。正確には記憶していませんが、大意は、「病んでいるのは自分だけと思うな」というようなことでした。

そっかぁ、辛いのはオレだけじゃないんだなぁ

と思うと、少しは心も落ち着く気がしました。
ただねぇ*1

そういえば、もう、亡くなってしまいましたが、ボクが中学生だったころの校長先生が、内村鑑三を尊敬してらしたようで、よく朝礼などでお話してくださいました。若い日のボクたちにとっては、高尚に過ぎるお話でした。内容は全然覚えていません。まことに申し訳なく思います。今、この歳になって思うと、本当にボクたちにはもったいないお話だったのだろうと思いますし、それゆえに、記憶に残せていないことをもったいなく思います。後悔先に立たず。

やっぱり、苦しんでいる人がいるなら、一人でも多くの人が、その苦しみから解き放たれるといいなぁ

*1:多くの人が「病んでいる」ような状態であることと、自分個人として「病んでいる」こととに、どれだれ関連付けて論じる論理的根拠があるのか、と考え出すと、「自分は自分、他人は他人」となってしまって、実は、慰みとしての効果が瓦解していくのを感じます。もちろん、そんな「下衆な」反論を期待して内村さんがあの言葉を発したわけではないでしょうから、これはただの言いがかりです。