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「ニート」って言うな! (光文社新書)

「ニート」って言うな! (光文社新書)

おおざっぱにテーマをまとめると*1

  1. 日本でニートと呼ばれてしまっている人たちと、もとの英国のNEETの定義とは違っている
  2. その定義のズレと、社会的な排除や自己責任の強調とが結びついて、社会構造の問題が見過ごされ、ニートと親の個人的な問題として歪められている

といった感じだと思う。
ニートの定義のあたりは大筋、賛成。だけど、本田さんの流動性の高い労働市場にすればよい、的な見解には否定的。フリーターと能力的に同程度の正社員とでパイをわけあうだけ。
もう一つ、すごく違和感があったのは、ベーシック・インカム派なボクとしては、結局「働くこと」へ駆り立てる社会構造にしてしまうことは、「労働の正しさ」に盲目的に過ぎると感じてしまうからでしょう。

*1:ホントに大雑把