読んだ
- 作者: 石原千秋
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/06/01
- メディア: 新書
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この書、痛快なり!!
第一章は、エッセィ形式で、「生徒」ではなく「学生」としての心得を述べる。正直、耳が痛い(笑)ことが沢山指摘されていた。「もっと若いころにこの本を読んでいたら、また、人生違っていただろうのに・・・」とも思いつつ、いや、若ければ、「なんだこのおせっかいな内容は」と反発していただけかもしれない。その意味では、少しばかり遅ればせながら、良い時期に読むことができたのかもしれません。
第二章は、「線を引くこと」つまり「二分法」が、研究(大学生として知的に思考する場合)においていかに重要なのか、を述べている。確かに、線を引くことを通して思考を組み立てていくことの有効性に納得しなくもないが、「線を引く」仕方については触れられていないのは、「論文入門書」としては「どうなの!?」と思いつつ、、、いやいや、それを「授業の外」で学ぶのが大学生だ、というのも、この書の主張だったのかもしれない・・・
なにはともあれ、楽しく読ませていただきました。