おつかれさま
もうこれでおしまいなのかな、って、なんかきゅうに思ってしまった。
確かに、この一年が終われば、もう一生会うことのない人もいるだろうけど、それは、会おうと思えばどうにでもなるはずで、特に気に病む必要もないのに。何か、決定的に失われてしまう何がしかの後に、ボクがもう一度気づいて/築いていかなければならない関係性にあらわになるボクの身の上を思うと、逆に、もうおしまいにしたいから、おしまいなのかな、って欲望したのかもしれない。
眠り続ける女/見つめ続ける男
どちらも動かないという共通点
しかし、女は眠りという無意識にありながら、男は見つめ続けるという強い意志の下にある
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/09/16
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動かないものを見続ける「観察者」と「読者」は、ひょっとしたらその空間には時間が流れていないような感覚を持つかもしれない。でも、ところどころに時計で、時間が刻み付けられている。いやいや、それは、大間違い。ちゃんと流れ行く描写がされている。しかし、どこまで錯覚だったのか。ボクたちは、そんなに長い時間何かをし続けられるのか、微動だにせず。
何か、決定的に降り掛かる何か。何?