文字による、感情の表現について、フィクション、公共、開かれ

「悲しい」と書いたところで、共感を生むことはできないのですか。

アナタは、今何をさ迷っていますか。ワタシは、アナタの率直な意見にいかばかりかの感謝をしています。それに、ワタシは、アナタのそのような率直さを未だに欲しています。今、考えをめぐらせますに、率直さと申し上げましたことが、実は、アナタの思考の中では、熟慮に熟慮を重ねた結果としてのご意見だったのかもしれません。もし、そうであったのであれば、なぜワタシが率直だと感じえたのかは、少々不思議なところがあります。たとえば、逆に、アナタが、ワタシのアナタへの意見に対してある感想を受けられることがあるでしょう。それが、「率直な意見だ」という感想だったとします。その時、アナタは、ワタシに、どのような感情を持っているのでしょう。きっとこうでしょう。アナタは、ワタシを「ある程度」信用なさっているでしょう。そして、それほどの好意はお持ちではないでしょう。だって、あの当時ワタシは、小うるさい小姑のような議論ばかりしていましたから。そう。そんな議論の流儀で接していたから、ワタシの意見はつねに、遠慮の無さ、もしくは、どんなに贔屓目に見ても、無遠慮とは言わないまでも、


ボクはまだ、あなたに言葉を届けたい。だから、あなたに起きてもらわなければ困る。
この願いが、真実さ、とはほど遠いものであったとしても、さらに、あなたにとってボクの願いなる言葉がいやらしいものに感じられたとしても、ボクの言葉が決して届かぬところにはいかないで欲しい。願いの上塗りのような言葉を冗長だと、笑っていられる場所にはとどまって欲しい。