くらい?

ハシゴを登ってなんとかベッドにたどり着いてカラダを横たえても、安眠が約束されるわけでもないし、そして、起きたら明日だとも約束できない。愛しき旋律が頭をもたげてくると、それに身を委せることになる。
そのメロディーがパニックを誘い出して、神様に何度お願いしても意識が遮断されない。頭も身体も疲れきっているのに、記憶と反省と思考のループに捕らわれたまま。
仕方ないので、目を開いてロフトの傾斜がかった天窓から空を眺めると、ふたつぶの星のまばたきが瞳にぶつかった。
「キミは、どっちの星にいき