読了

父と母 悔恨の手記 「少年A」 この子を生んで…… (文春文庫)

父と母 悔恨の手記 「少年A」 この子を生んで…… (文春文庫)

壮絶な事件であり、関係者の心痛を考えると、ボクなどが軽々しくものを述べるべきではないと思いますが、一つだけ。

抽象化して述べると、ある少年の起こした「犯罪」に対して、その両親が、いかほどの責任を取るのか、取るべきなのか、そのようなことが、法的次元とはまた違う次元(多分、「倫理的」次元と思われる)において、いかに扱われる問題なのか、考えさせられる一冊でした。