義務

放棄する決断
ホームに入ってきた電車に乗らずに、反対側にのって、どこか違う駅で降りて、さらに、別の線にのって、そのうち空まで飛んで、メールアドレスかえて、っていうか携帯買い換えて、あの時の世界が、この世界とは違うように、「今度引っ越してきた○○です」ってご近所回りして、見つからないように暮らす。
あの世界の人たちは、ホントにいた人なのかなって確かめに戻ってみて、柱のカゲからのぞいてみたら、みんなやっぱりそこにいて、「ダメなんだよね。今さら戻れない。」