私は先生に対して謝らなければならない。せっかくご好意で本を薦めていただいたのに、「この本も、ぼくの関心から言えばズレてますよ」(大意)なんて、偉そうなことを言ってしまった。
しかし、それは大きな誤りだった。
この著作は、命(〈誰か〉)について語る上でもっとも重要な文献の内の一冊と言えるかもしれない。