そう。そうやってとぼとぼ歩いてる自分って惨めだなと思ってたら、斜め前に猫がいて、こっちに気付いたらしく背中を見せて立ち去りかけたんだけど、後ろにいたクロネコのもう少し後方で止まって、二人でこっちを見てるわけ。
あー、なんだ。このコタチは、ぼくのひたかくしに隠してる可能性を現勢させてるんだな、と納得したわけだ。