観察者C「僕らは、本当にちいさな存在です。たった数平方メートルのベッドに横たわって、一日を終わらせる存在としてです。」

車載AIC「私に物理的な大きさが無いように、あなたにも物理的な大きさは無いと考えてみてはどうですか。私たちは単純にはコーディングされたソフトなわけですが、あなたたちにも、物理的な体を離れて考えた場合の、ソフトのような物があるかもしれませんよ。」

観察者C「いわゆる魂とかその類いのモノですか。まぁ、そういうものを実証して信じられれば、この物憂い気色を晴らすこともできるかもしれませんね。でもなかなかそのステージまで自分を導けないんですよね。その意味では、私はあなたをうらやましいと思います。」