力の正統性の持続と断絶を、私たちは経験しています。
政治が正当性を確保するシステムとして利用され始めてから、私たちは関連する情報のあまりの膨大さと、決断すべきタイミングの到来のあまりに早いことに困惑しました。
私たちは、みなが正しさを疑わないカリスマを打ちたて、それを信じ続けることで正しさを再帰的に強化することにしました。
私たちは、政治を未来に対して切り離し、過去に対してのみアクセス可能な領域に押し込めました。
そうすることで、現在の力を過去の物語としての正統性の次章として利用することができたのです。
その御影で、私たちは、決断に密接していた責任という概念を変化することになりました。
責任が分断したのです。過去と未来に対して。
未来に対しての責任は言葉となり、情報の一部になります。それは、博打の予想と同じ領域に立ち上っていきます。
過去に対しての責任は、責任者の自己保存の手段となり、被責任者の復元可能性を担保するものではなくなります。
力は常にポリチクスによって、次の責任者の決断の結果となり、過去からの正統性は断絶を経験します。
私たちは。そのときになって初めて気付いたのです。「間違っていたのだ」