音楽がとまってびっくりして目が覚める。
そう、ボクはまだ眠ってはいけなかったんだ。
4:13
5時間待ったがまだ来ない。
いっぱい食わされたんだ。

ボクは手元のPCをタイプする。Aは悲鳴、Bは怒り、Nは諦め。
僕の左の小指はAをたたきすぎて悲鳴を上げている。
僕の右手の親指はNをたたこうとしていつもMをたたいてしまう。
Mは陳謝。
なにも僕があやまる必要は全くないのに。
悲鳴と、怒りを表したいのに陳謝してしまう勘違いの行動。僕の人生なんて結局そんなものなのかもしれない。

ボクはもう一度音楽をかけなおす。次にとまるのはまた5時間後。ボクがそのとき生きているかは知らないけれど、次に音楽の世界が終わっておきたときにはボクは5時間トシをとっている。そこにはどんな言い訳が待っているんだろうか?


Gotye♪キミはもう、昔の知り合い。君の愛なんてどうでもいい。ただキミが電話番号も変えて僕のところにおいてあったレコードを他人に取りに来させて、僕を全くないものとしたのがどうも癪に触るんだ♪

ボクは、僕の言い分だけを音楽に乗せて、彼女の言い分を聴かずに目を閉じた。次の5時間の準備のために。